大阪で働く取締役COOのブログ

空の業界で働く取締役COOが、仕事や人生、そして組織論、戦略設計などについて詳しく綴ります。

相手の疑問にこたえる技術について考察します

今回は、タイトルの通り「相手の疑問にこたえる技術」について考察した内容をとどけますね。

 

誰かに話しかけたり、説明をする時、質問をされた時に意識するといいですよ。

 

というのも、人は(相手は)何か困っていて解決したいと思っているからです。具体的に説明すると、困っていなければ誰にも話しかけないから。

 

では、困っているとはなにか。

 

たとえば、、、

 

ただ単に寂しくて話しかけたい。(寂しいということを伝えて、かまってほしい。承認欲求を満たしたい)

 

知らないことがあって、知りたい。(知った上で、判断材料にして、目の前の問題を解決したい)

 

自分で考えてみたけど、分からないからアイデアがほしい(この人だったら、自分とは違う視点や知識を持っていて、一つヒントになるかもしれない。そのヒントを元に自分で考えて問題を解決したい)

 

など...etc

 

つまり一言で言うと、人は「疑問」を持ってるんです。なぜならば、何かを解決したいから。

 

で、そこで相手の疑問を想定すること、その疑問を明確にする事が肝要です。

 

そして、おそらくあなたの周りであなたに質問する方の多くが、適切な疑問/質問を設定できていないケースが多いです。それは知識がないことや、情報が無いことが多くの要因です。(もちろん、自分で解決したくないから丸投げしたいのかもしれません。)

 

というのも、質問の内容が曖昧なケースってありませんか?

「こんな感じにしたいんですけど。どうしたらいいですか?」

「これについて教えてもらえませんか?」

「この場合どうしたらいいですか?」

「なんかうまくいかないんですよね」などなど。

 

そして、質問してくるけれど、結局行動しないから堂々巡りしてる人とかもたくさんいますよね。

 

ここで(もし質問をしてきた人を助けてあげる、助けないといけない、助けるというかサポートすることで自分にメリットがある、組織としてメリットがある、会社として教えてあげれう立場にいるという前提で)大切なのは、「どうしたの?何があったの?」と質問をすることです。

 

つまり、おそらくあなたのほうが知見があり、情報があるのだから(相手がそう思っているのだから)質問をしてくるのです。その一方で、相手の方が情報が少ないのだから、質問を明確にできていないケースが大半なんですよね。

 

往々にして、相手の選んだ質問の言葉では、本当の疑問や質問を言い表していないケースが多いです。だから、相手の発言した言葉だけを(字面だけ)を見ると、相手の本当の疑問質問に応えることができず、結局問題が何も解決しないことがあります。

 

だからこそ、あなたの俯瞰した目線で、相手が何に困っているのか。どうすることが目的なのか。今どういう状況なのか。どうしてあなたに質問しているのか。それを考えてあげた上で、言葉を発することが本当の問題解決につながります。

 

なぜならば、問題を解決することがゴールだとして、ゴール達成のためには手段は無限になります。一方で、そもそも問題と思っていることが問題でもなんでもなく、取り組む必要がないこともあります。もっと大事な問題あるでしょうに!みたいなことも。

 

取引先とかパートナー、大切な人から質問された時ほど気をつけたほうが良い。言葉尻だけ優しく対応してあげても、問題解決しないことがあるから。一方で、論理的にだけ説明をすると傷つくことがある。実は相手が問題解決したいという文脈で相談しているけれども、ただ単に寂しいから話を聞いてほしい(承認欲求を満たしたいだけ)なのかもしれないから。

 

だから、言い方とか言う内容を考える前に、相手がどういう状況なのかを聞いてあげることが、質問してあげることが大切だと思うんですよね。

 

本当の疑問はなになのか。

 

もしかしたら、あなたの思考回路に興味があって、ライバル心があって、足を引っ張りたいだけで?話しかけているかもしれないから。

 

ある程度、適当に流したり質問に答えてもいいでしょう。あなたが集中しているときや、優先したいことがあるかもしれないから。けれども、せっかく自分の脳味噌を動かして言葉を発するならば、相手の疑問を明確にしてあげてから対応したほうがいいんじゃないですかと考えています。

 

同じ時間考えて、話すならば、せっかくなら役に立つことのほうがいいですよね。

 

なので、どんなフレーズを使えばいいか?とか、どんな言い回しがよいか?という表面的なもの(表面的とはいえ、言い方は大事です笑)よりも、相手の疑問は一体何なのかを突き詰めるのがオススメです。

 

なので、より本質的な技術の話ですよね。まぁ、自己啓発的に言うと、マインド!とかアティチュード!とか言うんだと思うんですけど、まぁ当たり前のお話です。

 

でも当たり前のお話なのに、実践できている人が本当にすくない。自分もよく間違っていました。今も間違います。

 

けれども、基本的なことなのに、多くの人が出来ていないはずです。ですので、こういう基本的な本質的なことができるだけで、偏差値が70とか超すはずです。TOP5%どころか、TOP1%以内に入れると思いますよ。

 

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